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FCP-020 仲間殺し

Character Class Careful

 FCP-020はFCP-019と共に収容されます。食事の配給は必要ありません。エリアB-ルーム6外にFCP-020が出現した場合、収容サイト内の安全性を伝えルーム6へ戻るよう説得を行ってください。FCP-020が説得に応じない場合は協力を申し出る形で同行し、他のFCPと接触しないよう、また収容サイト外へ行かないよう監視してください。武力行使による説得は行わないでください。
 
 FCP-020は紫色の目を持ち、紫色の髪をツーサイドアップにした少女の姿をした悪魔です。頭部に約3.5cmの黒い角、背に翼開長約3mの蝙蝠に似た翼を有し、耳の上部は少し尖っています。FCP-019の服と同一と思われる服を着用しています。発見当初はFCP-019の特異性の一つと認識されていましたが、後の調査やヒアリングから別のFCPとして扱われることになりました。
 FCP-020は日中、FCP-019の服についた乳白色の宝石の中にいます。宝石内のFCP-020は視覚情報と聴覚情報のみ得ており、それ以外の情報は宝石内に伝えることができません。この状態でも会話は可能であり、FCP-019が宝石内のFCP-020と会話する姿が目撃されています。しかし大抵の場合は、夜の活動に備えて睡眠状態にあります。
 22:00を過ぎると、FCP-020は宝石外へ出現します。この時のFCP-020は霧となって宝石から流れ出た後に人型となりますが、映像記憶媒体上では霧は映らず瞬間的にそこに現れたように映ります。出現場所はルーム6内かその周辺であり、見回りのような素振りをして一定範囲内を歩き回ります。FCP-020がルーム6外を歩いている間、FCP-020の前方に悪魔と思わしき造形の影 FCP-020-Aが出現する時があります。FCP-020はFCP-020-Aに気付くと、どこからか赤い革の大剣を取り出しFCP-020-Aの排除を行います。FCP-020-Aはほとんどの場合は出現して間もなく、そうでなくても3分以内にFCP-020に斬られ消失します。FCP-020-AはFCP-020に対してのみ興味を示し、FCP-020以外からの攻撃は全てすり抜けられます。これらの現象はルーム6内では確認されません。現状、FCP-020とFCP-020-Aの戦闘によって収容サイトの破損や他FCPに対しての影響は確認されていませんが、二次的事故防止のためFCP-020は可能な限りルーム6内に留めるよう努めてください。
 FCP-020はFCP-019に対し危害を加えようとする存在に対し、強い警戒を示します。実際にFCP-019に危害が加えられた場合、FCP-020は即座に対象の背後に出現し大剣で斬殺します。この際のFCP-020の瞳は赤色に発光しており、対象は切創の程度に関係なく死亡することから、悪魔特有の能力を使用していると考えられています。偶発的かつFCP-019の傷が軽い場合においては、FCP-020は反応しません。

FCP-020 仲間殺し: TeamMember

FCP-020ヒアリングログ

実行日:▅▅/▅▅/22:30~
質問者:▅▅▅▅博士

前書:本ヒアリングはFCP-019の許可を得て行われました。

​ 

〈記録開始〉
FCP-020:私をこんなとこに呼び出して、その間に▅▅▅に一体何をする気なのかしら、ハカセ?
▅▅▅▅博士:FCP-020、私達職員は君や彼女に危害を与えることはないわ。ヒアリング中に何か起きた時には、ルーム6前に待機させた二人のエージェントがFCP-019を護衛する。私はただ、君と話をしたいだけよ。
FCP-020:フーン?なら安心ね、その言葉が本当ならの話だけど。
▅▅▅▅博士:ここで君に嘘をついたところで、私には死という損しかないわ。
FCP-020:…まぁ、いいわ。じゃあヒアリングとやらをどうぞ、ハカセ。
▅▅▅▅博士:ありがとう、じゃあ始めるわ。君はいつもFCP-019の胸にある石にいるけれど、あれは?
FCP-020:……あれは[編集済み]、契約証明書みたいなもんよ。普通、悪魔と契約者がずっと一緒にいるなんてことはなくて、だからあの石を媒体にしてお互いを繋げてるの。でも私の場合は契約の内容がアレだから、▅▅▅とずっと一緒に居なきゃいけない。ってことで、あの石に入って過ごすのが手っ取り早いからそうしてるの。
▅▅▅▅博士:なるほど。君はあの石の中にいる状態でもFCP-019と会話が可能なようね。どうやって話しているの?
FCP-020:どうって…普通に、よ。
▅▅▅▅博士:その“普通に”の部分を詳しく説明してくれるとありがたいのだけど。
FCP-020:そんなこと言われても、本当に普通に話しているだけよ。あんたが他の人間と話すように、口を動かして、声を出して。
▅▅▅▅博士:じゃあ、石の中でFCP-019の
FCP-020:ハカセ?…▅▅▅をナンバー呼びすんの、やめてくんない?彼女が物扱いされてる気がして凄いイヤなんだけど。
▅▅▅▅博士:…わかったわ。改めて、石の中で▅▅▅の声はどう聞こえているの?
FCP-020:空間全体から響いて聞こえてくる。でも反響でほわんほわんしたりってのはなくて、今こうして聞いているように、普通の音が聞こえる。
▅▅▅▅博士:その石の内部空間はどうなっているの?
FCP-020:…さぁ?わからないわ。
▅▅▅▅博士:わからない?そこに入っているのに?
FCP-020:起きた時、夢を見たような感覚はあるけど内容が思い出せないって経験、ハカセも一度はあるんじゃないかしら?それと似たような感じよ。私が覚えているのは、ふわふわと浮いている感覚と会話の内容。
▅▅▅▅博士:じゃあ、外の景色はどう見えてるの?
FCP-020:ん-…直感で理解してる、と言ったらいいかしら。イメージというか写真というか、そんな感じのが脳に浮かんでくる。多分あれは▅▅▅の視界だとは思うわ、でも原理とかは私に聞かれてもわからないからね。
▅▅▅▅博士:じゃあ、その石に出入りするときはどうしているの?
FCP-020:…魔法使いが呪文無しで魔法を放ったり、有能力者が能力を使うのと同じ、としか言いようがないわ。戻ろうと思えば戻れるし、出ようと思えば出れる。あんた達がフッと眠りにつくのと似たような感じじゃない?伝わるかはわからないけど。
▅▅▅▅博士:感覚的に行えるということはわかったわ。…次の質問の前に一つ確認だけど、君が夜に行動する理由は▅▅▅を守るため、でいい?
FCP-020:えぇ。▅▅▅と私は家族同然だもの。
▅▅▅▅▅▅博士:なら、なぜルーム6の外に出ることが多いの?この建物は私達職員によって厳重な管理がなされているし、彼女のそばに居た方が彼女を守れると思うけれど。
FCP-020:よくそんなこと言えるわね、エージェントとやらからあいつらの報告あがってないの?
▅▅▅▅博士:…それは、私達はFCP-020-Bと呼んでいるあの影のこと?
FCP-020:そう。あいつらは、仲間殺しをした私を倒して周りを見返そうとしてる底辺悪魔共よ。契約したってだけで▅▅▅も狙ってる。知っての通りあんた達の攻撃はあいつらには効かないから、私があいつらを殺さないといけないわ。…あんた達のことだから、私を部屋に閉じ込めてないと誰かが私に殺されるって思ってるんじゃない?私が悪魔だから。でも、快楽とか暇つぶしとかの為だけに殺すのは、底辺悪魔とかキチガイ悪魔のやることよ。私はそんな奴らとは違う。
▅▅▅▅博士:…わかったわ。じゃあ最後、君の使う大剣について教えてくれる?素材とか、どこで手に入れたとか。
FCP-020:独り立ちの時に魔界の鍛冶屋で買ったわ。刃はスチールにちょこっとミスリルと魔結晶が混ぜられてたはず。革はなんかのモンスターのだとは思うけど詳しくは知らないわ、あんまモンスターに興味ないもの。
▅▅▅▅博士:あの大剣はいつもどこからどうやって取り出しているの?
FCP-020:それは、石を出入りする時と同じ感覚よ。こいつを殺るって思ったら手に持ってるし、終わったと思ったら消える。それだけよ。
〈記録終了〉

FCP-020 仲間殺し: サービス

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