人型FCPに見られる髪や瞳の色は、染髪やカラーコンタクトレンズがあるため不審がられはしないだろう。だがその特異性は手品や超能力といった言葉ではカバーしきれない。そもそも人型でないFCPや、生物でさえないFCPも存在している。オカルトが好きな者ならFCPを受け入れるだろうが、それは全世界の人々のごく一部に過ぎない。FCPの存在を否定するだけなら問題ないが、FCPの脅威性を謳い人々の不安を煽る者、FCPを利用し混乱を企てる者、果ては害の有無問わずFCPの破壊を試みる者も現れるだろう。
FCPを人々から遠ざけ、社会の均衡を保つこと。
FCPが不必要な刺激によって凶暴化しないよう、安全に収容すること。
FCPは我々のすぐ近くに存在している。
-Character Class-
・Safe
収容下において十分な安全性が確認されたFCPに割り当てられます。危険性が少ないFCPのみならず、Careful以上の危険性を孕んでいても安定した収容ができているSCPにも割り当てられています。Safeだからと油断はせず、不要な手出しをしたりFCPの機嫌を損ねるなどの刺激は与えないようにしてください。
・Careful
収容下において十分な安全性が確認されていないFCPに割り当てられます。危険性を示す条件を防ぎきれていないFCP、安定した収容ができていないFCPなど、多くのFCPがこれに割り当てられています。
・Danger
収容下において安全性の確保が困難とされたFCPに割り当てられます。上記のクラスに比べて危険性の高いFCPが多く、危険性が示された場合に大きな被害が出るでしょう。収容の過失や不用意な接触は許されません。
・Falsch
危険性に関係なく、最高機密に値すると判断されたFCPに割り当てられます。全ての文書にアクセス制限がかけられます。また文書にアクセスした端末のIPアドレスは即時保存され、強制記憶処置を行う際の閲覧者特定に使用されます。
・Settle
死亡や無効化などで危険性が完全に除去されたFCPに割り当てられます。再び危険性を孕む可能性はあるので、FCPの保存及び廃棄は適切に行ってください。文書は参考資料として残されます。
-FCP職員-
・HDクラス職員
FCPの最高位のクラスであり、全てのFCPの存在を把握できる唯一のクラスです。一部のFCPを除いてFCPと直接接触する事はありません。情報の漏洩を防ぐ為、HDクラス職員に関する情報は公開されません。
・観測者
FCPに関する調査・研究・実験を行うクラスであり、S~Cまでのランクが割り当てられます、ランクSの観測者はFCPのクラスや収容形態に関する会議などに呼ばれることがあります。ランクB以下の観測者はヒアリングにおいてFCPと直接接触します。
・エージェント
FCPに関する調査・収容・世話を行うクラスであり、多くのFCPと直接接触します。実験への参加は、観測者の指示がある場合に認められます。
・ティラール職員
FCPの最下位のクラスであり、外部より人員補給がなされています。振り分けられた番号で呼称され、精神や生命への危険が考えられるFCPに対しエージェントの代わりに使われます。"Tクラス"と略されることもあります。使い捨ての人柱ではありませんので、使用には留意してください。
-エリア-
・エリアA
本エリアは観測者ランクS以上の職員のみ入場が認められます。エリアに配属されていない職員の入場には、観測者ランクS以上の職員の付き添いと証明書の提示が義務付けられています。また、退出の際には強制記憶処置が行われます。
本エリア内に収容されているFCPの情報は全て機密事項です。これらの情報が外部に漏れることは絶対にあってはなりません。
・エリアB
本エリアはエルス・ビーダイヤ地区にあり、各サイトが隔離されています。収容サイトと実験サイトは、所持品検査及び服装検査をクリアした女性職員のみ入場が許可されます。何らかの要因で流血した場合はサイトから速やかに退出し、医務班及び清掃班に連絡してください。刃物や銃器等の危険物をサイト内に放置することは許されません。ただし、研究サイトはこれに含まれません。
・エリアC
本エリアは鈴馬・蘇花地区にあり、収容サイトへの入場には指定のテストのクリアが求められます。収容サイトの照明は20~30lx程度のものを使用し、その明るさを維持してください。作業や実験などで光源を持ち込む場合、申請書を提出して指定されたものを使用してください。ただし、研究サイトはこれに含まれません。
一日に一度サイト全体の見回りを行い、備品の消失及び設備の損傷が確認された場合は速やかに報告してください。
・エリアD
本エリアは狗頭山の最奥部から成螺川上流にかけてあり、収容サイトのみで構成されています。主にDangerに指定された凶暴なFCPが収容され、世話はオートマタに任されます。定期検査以外での入場は申請の承認が必要であり、入場後の生死に関しては自己責任となります。
・エリアE
本エリアは四ヶ所に設置されており、E-1がエストヴィル・フォレース地区、E-2が愛佐国・紅蘭地区、E-3がエハオンヌ・シェチェール地区、E-4が水詩江・天武地区にあります。Safe~Carefulまでの比較的安全なFCPが収容されており、現状 特別な規制はありません。
・エリアF
本エリアは三谷・飛增地区にあり、FCP-061の収容のために使用されます。定期的に交換されるティラール職員を除き、本エリアに配備されていない職員の立ち入りは禁止されています。
-個人名について-
FCPの中には、個人名を持つFCPも存在します。ヒアリングなどでFCPと接触した際、ナンバーでの呼称に対し嫌悪が示された場合は個人名での呼称が許されます。ただしこれはFCPの機嫌を損ねて収容や実験に支障が出ないようにするためであり、FCPとの親睦を深めるためではありません。FCPがナンバーでの呼称に対して嫌悪を見せなかっ た場合や、FCPと直接接触しない場合は、ナンバーでの呼称を行ってください。仕事に支障が出るほどにFCPに愛着を持った職員は、記憶処置を施された後に別エリアへと転属、もしくは解雇されます。
