top of page

FCP-040 ぬのきれおばけ

Character Class Safe→Danger

 FCP-040はFCP-040-A、FCP-040-B、FCP-040-Cの三体からなる、霊が憑依した布です。表が白色、裏がワインレッド色であることから、赤い裏地が縫製された白い服のきれであると考えられます。エリアC内を浮遊されていたところを発見されました。発生した要因や発生場所は不明ですが、少なくともFCP一斉捕獲作戦で憑いてきた可能性はないことが確認されています。決まった部屋や場所に滞在することはなく、エリア内の様々な場所を徘徊しています。常に三体で行動しており、単独行動は確認されていません。 

 FCP-040-AとFCP-040-Bは頭部に動物の耳を模した継ぎ接ぎの布が付けられ、大きな一つ目と口を持っています。継ぎ接がれた瞼によって、瞬きや表情の変化を示します。FCP-040-Aの瞳は赤く、口全体には歪な形の牙が生えており、舌はトカゲに似た青いものです。FCP-040-Bの瞳は黄色く、目の周囲には人工的なまつ毛が付けられています。口の上下には犬歯が二本ずつ生えており、舌は鳥に似た長細いものです。どちらも口腔は人間と同じくらいの奥行きがあますが、咽頭やそれに該当する穴はなく、主に手の代わりとして使用されます。FCP-040-Cのみ目や口がなく耳のような布はつけられていませんが、代わりに二つの突起部を手のように動かします。しかし力はあまりなく、物を持ち上げる、窓を開けるといったことはできません。

 FCP-040は職員を見つけると足元や手元に近付きちょっかいを出してきます。会話は不可能ですが、職員に対して友好的に振る舞います。内部を覗かれることを嫌い、覗こうとすると牙での威嚇や逃げるといった行動を示しますが、裾を少しめくる程度ならば問題ありません。その一方、同エリアの他FCPには全く興味を示さず、また彼ら自身もFCP-040には無関心なように振る舞っています。

―事象報告により、Dangerクラスに変更― 

 FCP-040は気に入った目や歯を持つ生物を見つけると、対象を人気のない箇所に誘い出します。対象がそれに従わないと、服の裾をかじって引っ張り、場合によっては手や指に甘噛みをします。対象を完全に孤立させることに成功すると、FCP-040は裏返り、対象に襲い掛かります。

 FCP-040-AとFCP-040-Bは牙を用いて対象の顔を主に攻撃し、その間 FCP-040-Cは対象の悲鳴が外部に漏れないよう、口に覆いかぶさります。対象が死亡するか、FCP-040-Cによって窒息死するまでこれは続きます。

 対象が死亡するとFCP-040-Cは対象の口から離れ、元の白い布の状態に戻ります。FCP-040-AとFCP-040-Bは対象から目、犬歯、舌を取り、FCP-040-Cの内部へ押し込みます。吐き出されるようにそれらがFCP-040-Cから落とされると、FCP-040-AとFCP-040-Bはそれらや対象に興味をなくし、元の白い布の状態に戻ります。

 FCP-040は現在、エリアC-ルーム42内のロッカーにて厳重管理されています。許可なくルーム42に立ち入ることやロッカーの鍵を開けることは如何なる者でも許されません。 

―彼らがFCP-040-Cを完成させるためだけに動いているのならば、ティラール職員を用いて完成させてしまえば大人しくなるのでは、といった声がちらほらと上がっています。しかし、それで本当に奴らが大人しくなると言いきれますか?FCP-040-Cが完成した後、彼らがFCP-040-Dを生み出し同じことを繰り返す可能性があると、誰が証明できますか?―観測者 Atra

FCP-040 ぬのきれおばけ: TeamMember

FCP-040ビデオログ

前書:▅▅月▅▅日15時10分頃、エリアC-ルーム52前にてエージェント▅▅▅の死体が発見されました。以下は、その調査中に セキュリティチームより提出された監視カメラ映像です。


〈映像開始〉
(FCP-040が現れ、少し遅れてエージェント▅▅▅が後を追いかけてくる)

エージェント▅▅▅:おーい、いつまでおいかけっこするんだーい?これ以上ルームから離れるのはだめだよー。

(呼びかけに答えるように、FCP-040-BとFCP-040-Cがエージェント▅▅▅に近付く。そこから背後に回り、エージェント▅▅▅の背をつつく)

エージェント▅▅▅:えっ…、いやいや、行こうじゃなくて、帰るんだよ。向こうはルームじゃないよって。

(FCP-040-Cがしつこくエージェント▅▅▅の背をつつく。)

エージェント▅▅▅:わ、わかった、わかったって。そこの角までだからね。そこまでいったらもう絶対帰るんだよ。

(背をつつかれながら、エージェント▅▅▅が歩いていく。FCP-040-Aはうずうずとした様子でエージェント▅▅▅を先導する。)

エージェント▅▅▅:はぁ…後でルームの設備強化の依頼を送らないとなぁ…。

(エージェント▅▅▅の背後でFCP-040-Cが裏返り、ワインレッドの布を表面に出す。布の擦れる音がし、エージェント▅▅▅が振り向く)

エージェント▅▅▅:えっ?

(FCP-040-Cがエージェント▅▅▅の顔面にとびかかり、口付近を覆う。エージェント▅▅▅は尻もちをつきFCP-040-Cをはがそうとするが、FCP-040-Cは異常な吸着性を見せる。直後、FCP-040-AとFCP-040-Bがエージェント▅▅▅の顔面に飛びかかり、皮膚を噛み千切る。エージェント▅▅▅は叫び声をあげているように見えるが、声は記録されていない。)

(エージェント▅▅▅がナイフで反撃。FCP-040-Cは布とは思えない柔軟性で受け流し、FCP-040-Bが右手に襲い掛かる。ナイフがエージェント▅▅▅の手から落ちたが、FCP-040-Bは右手への攻撃をやめない。その間、FCP-040-Aは顔面への攻撃を続けている)

(襲撃開始から約6分、エージェント▅▅▅の動きが完全に止まる。FCP-040はエージェント▅▅▅から離れ、FCP-040-Cのみ裏返って白い布を表面に出す)

(FCP-040-Aがエージェント▅▅▅の舌を引き抜き、FCP-040-Cの内部に押し込む。FCP-040-Bはエージェント▅▅▅の右目を抉り出し、同様に押し込む)

(FCP-040-Cは小刻みに震え、小さな切れ目が現れる。そこからはエージェント▅▅▅のものだった瞳らしき物が覗いて見える。しかし切れ目は直ぐに消え、FCP-040-Cは押し込まれたもの全てを吐き出すように落とす)

(FCP-040-AとFCP-040-Bは十数秒ほど様子を見た後、裏返って白い布を表面に出す。エージェント▅▅▅の血によって染まっていたはずの歯は白く戻っている。)

〈映像終了〉

 


後書:FCP-040は捕獲され、エリアC-ルーム42のロッカー内に密閉されました。

 

―ぬのきれおばけなんて可愛い名前をつけた過去の自分をぶん殴りに行きたい。こいつらはぬのきれの化け物だ。―観測者 illz

FCP-040 ぬのきれおばけ: サービス

©2019 by FCP-Falsch Character Project-. Proudly created with Wix.com

bottom of page