FCP-067 ウサギに夢を
Character Class Danger
FCP-067はピーコックブルーの瞳に裏葉色の髪、フレンチホップの耳を持つ女性の姿をした半獣です。▅▅▅▅年2月▅▅日にFCP-061-B内から戦闘班-ゼクション-により発見・救出され、サイクル終了後にそのまま保護されました。治療と検査のため、▅▅▅▅・▅▅▅▅▅地区の特別収容サイト-医療ルームBに収容されています。体調管理のため、二人のエージェントの付き添いの元、最低でも20分はサイト内を散歩させてください。ただし指定範囲外の散歩は許可されず、書籍のある部屋への入室は禁止されています。
FCP-067は職員や他FCPに対して友好的であり、特にFCP-062~FCP-065に対しては家族愛を、FCP-066に対しては没入的な親愛を示します。ただしFCP-062~FCP-066の脅威になり得ると判断した人物に対しては強い敵対心を示し、場合によっては殺害を試みます。これの防止のため、FCP-067には定期的に人間関係に関しての会話を行うことが推奨されています。
FCP-067は自身の想像した物体を具現化する能力を持ち、これの発動時には瞳が赤く光ります。これはFCP-019の能力と似ていますが、FCP-067の能力はあくまで物体の具現化であり、炎や雷だけを出現させることはできません。逆に物体であればどんなものでも具現化できるため、危険兵器などを出現させる可能性があります。これの防止のため、FCP-067は要HD承認特別記憶処置により知能レベルと精神レベルが6~7歳程度に抑えられています。ただしこれはあくまで記憶処置によるものなため、FCP-067が自身の身に強い危険を感じたり激情で理性を失った場合、知能レベルや精神レベルが本来のレベルに戻る可能性は十分考えられます。
追記:FCP-067を戦闘班-ゼクション-の戦闘員にするという案は却下されました。
FCP-067ヒアリングログ
ヒアリング実行日:▅▅/▅▅/13:00~
質問者:▅▅▅▅博士
前書:このヒアリングはFCP-067の精神状態の安定の為、FCP-062を同伴させた上、特別収容サイト-医療ルームBにて行われました。
〈記録開始〉
▅▅▅▅博士:▅▅▅▅(FCP-067の渾名)。これから私は、質問をしていくけれど、答えてくれるかな。
FCP-067:ん~…?…おねーさま、答えていーの?
FCP-062:…大丈夫。わからないことはわからないでもいいけれど、嘘はあまりつかないで。
FCP-067:わかった~♪▅▅、がんばってこたえるの~♪
▅▅▅▅博士:ありがとう、▅▅▅▅。…まず、貴方のお名前を、全部教えて。
FCP-067:えっとね~、▅▅は、▅▅▅▅=▅▅▅▅=▅▅▅▅▅、6さいで~す♪
▅▅▅▅博士:ありがとう。じゃあ、お誕生日は?
FCP-067:ん~……▅▅、わかんなぁい。でも、おねーさまたちとおにーさまたちと、しぐれさまのお誕生日は、▅▅、ちゃーんと覚えてるの~♪
▅▅▅▅博士:おうちはどこ?
FCP-067:おーち?▅▅のおーち、ここ!
▅▅▅▅博士:えーと…パパとママがいる方のおうちは?
FCP-067:んー?
FCP-062:そこのお姉さん達と会う前は、▅▅▅▅はどこにいたの?
FCP-067:えっと~……わかんなぁい。
▅▅▅▅博士:わからない?何も思い出せないの?
FCP-067:うん。でも、▅▅、ふしぎなジュースをもらったのは、覚えてるの~♪
▅▅▅▅博士:不思議なジュース?
FCP-067:そーなの~♪きらきらしてて、キレーだったの~♪
▅▅▅▅博士:そのジュース、この机の上に、出せるかな?
FCP-067:うん!
(30秒ほどかけ、机の上に透明なアイスグリーン色の液体が入れられたコップが現れる)
FCP-062:…この色って…。
▅▅▅▅博士:…▅▅▅▅、これは誰にもらったの?
FCP-067:えっとね~…、おとなの人!
▅▅▅▅博士:どんな姿だった?髪の毛の色とか、覚えてる?
FCP-067:んーん、わかんなぁい。
▅▅▅▅博士:…このジュースを飲んで、どうだった?
FCP-067:んとね~、とってもおいしくて、うれしくて、▅▅、ねむたくなっちゃったの~。それで………。
(40秒沈黙)
▅▅▅▅博士:…▅▅▅▅?
FCP-067:………やだ。
▅▅▅▅博士:やだ?
FCP-067:やだ。
FCP-062:…答えたくないのね。
FCP-067:(頷く)
▅▅▅▅博士:…わかったわ、この質問はおしまい。最後に一つだけ、質問してもいいかな?
FCP-067:いーよ。
▅▅▅▅博士:▅▅▅▅はいろんなものを出せるよね。クレヨンとか、お花とか、さっきはジュースを出してくれた。これって、昔からできたの?
FCP-067:んーん、できない。
▅▅▅▅博士:いつからできるようになったの?
FCP-067:わかんなぁい。でも、しぐれさまが私を見つけてくれた時には、できるよーになってたの~♪
〈記録終了〉
後書:ヒアリング後の調査により、FCP-067が生成した液体はFCP-065がヒアリング内で言及していた「結晶の液体」と酷似していることが判明しました。しかしFCP-067の能力による生成のために成分分析はままならず、「不思議なジュース」と「結晶の液体」の因果関係は不明です。また、FCP-067の知能レベルや精神レベルが元に戻ってしまう危険性があるため、ジュースを飲んでから戦闘班-ゼクション-に保護されるまでの記憶に関して聞き出すことは現在 禁止されています。
