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FCP-052 闇の歌うたい

Character Class Careful

 FCP-052はFCP-052-AとFCP-052-Bの二名からなる、歌の妖精です。FCP-052-Aはネイビーブルー色の瞳を持ち、青墨色の髪を重めの切りっぱなしにしており、FCP-050-Bの本物と思われます。FCP-052-Bは青褐色の瞳を持ち、至極色の髪をレイヤーウルフにしています。FCP一斉捕獲作戦050にてFCP-050の説得に応じ、保護されました。エリアE-1-ルーム10をFCP-052の部屋とし、FCP-050~FCP-058のルームまでの範囲のみ、自由な移動が許可されています。ルームの壁は防音素材に取り換えられています。
 FCP-052は職員との接触を避けるように振る舞っており、会話はあまり得意でないように見えます。表情の変化も乏しく、正しく暗い性格です。FCP-050~FCP-058の中でも特にFCP-051に心を許しているように見え、FCP-051と共に行動している間は短い会話をこなすことができます。FCP-052-AはFCP-052-Bを「まま」と呼び、FCP-051-BはFCP-051-Aを渾名で呼んでいます。

 FCP-052の目はいかなる状況下においても反射光が伺えません。この現象に対しての更なる研究には強い光が必要であり、それによってFCP-052に悪影響を及ぼしかねないため許可されていません。
 FCP-052は声の中に闇属性の魔力を持っており、歌唱によって空気中の魔力と共鳴させることで闇属性の魔法を発生させます。FCP-052は基本的に暗い低音の曲を好むため、職員の士気の低下などの被害が度々あります。ただしFCP-052-Aの声に含まれる魔力は非常に多く、独唱した場合は危険な暴発が起きます。FCP-052-Aの腹部にある紋のような痣が原因と思われます。

FCP-052 闇の歌うたい: TeamMember

FCP-051・052合同ヒアリングログ02

実行日:▅▅/▅▅/19:00~

質問者:Koan博士​

前書:このヒアリングは、FCP-051-B及びFCP-052-Bに行われました。FCP-052-Bに悪影響を与えないよう、ルーム内の光度は事前にカーテン等で調節されています。

 

〈記録開始〉

Koan博士:お二人とも、調子はいかがですか。

FCP-051-B:いつも通りにいい調子よっ、職員さん。

FCP-052-B:…同じく。

Koan博士:よろしい。これからいくつか質問をします。先にもお伝えした通り、本来これは個人で行うものですが、貴方達は特別に合同で行います。なので、片方が答えているのを阻害しないようにお願いします。

FCP-051-B:ふふっ、了解っ。

FCP-052-B:(頷く)

Koan博士:では…、…あー、ええと、貴方は他のFCPからなんと呼ばれていますか、FCP-051-B。

FCP-051-B:あら、配慮してくれたの?ありがとうねっ。=▅▅▅=(FCP-051-Aの渾名)よっ。

Koan博士:=▅▅▅=?それは貴方と同じ部屋にいる妖精の名では。

FCP-051-B:あっ、漢字で書くと違うのよっ。私は高いって漢字で、あの子は光って漢字なのっ。

Koan博士:なるほど。しかし口で呼ぶ場合は同音なので、他の者から呼ばれたりする際に紛らわしくはないのですか。

FCP-051-B:問題ないよっ。みんな、私の事は呼び捨てして、=▅▅▅=の事は「=▅▅▅=ちゃん」って呼ぶからっ。子供達の場合もほぼ同じで、=▅▅▅=は呼び捨てして、私は「=▅▅▅=のお母さん」って呼んでるのよっ。

Koan博士:なるほど。では、貴方達の間での、母という言葉の意味を教えていただけますか。

FCP-051-B:あー、=▅▅▅=がそんなこと聞かれたって言ってたね。えっとね、▅▅▅(FCP-050の渾名)から作られたのは子供達だけじゃなくって、私達もそうなのよっ。というか、私達が先に作られて、後から子供達が作られたのっ。それで子供達が作られたときに、先に作られてた私達が母親として子供たちの面倒を見るようになったってわけっ。

Koan博士:ふむ。▅▅▅が貴方達を作った理由はわかりますか。

FCP-051-B:▅▅▅自身の身と、▅▅▅▅▅▅▅を守るためだよっ。あの場所、今ではあんなに静かだけど、最初は普通にモンスターがそこかしこにいたんだよっ。▅▅▅の能力は職員さんも知ってるでしょ?たくさんの歌の中からその時の戦闘に適した歌を選ぶのって大変だし、効果範囲にまで気を向けなきゃいけないってなると本当に疲れるっていうか、そこまで気が回らないんだって。だから、各属性の魔力を声に持つ私達を作ったってわけっ。モンスターに襲われても私達がどうにかできるし、属性の力があるからより効率的かつ安全だものっ。これは▅▅▅本人から聞いたから、信憑性100%よっ。

Koan博士:なるほど。しかしそれならば、マナがないとその力を使えない子供達はなぜ作られたのでしょうか。

FCP-051-B:マナがあればあの子達も私達と同じ力が使えるのよっ。だから、私達が二人いるって状態になれるってわけっ。例えば、何かしらの理由で#▅▅▅#(FCP-052-Bの渾名)がいなかったとしても、/▅▅▅/(FCP-052-Aの渾名)がいれば大丈夫になるのっ。だから、いるといないじゃ大違いなのよっ?それに私達と子供達が一緒に歌えば、より強い力を出せるものねっ。

Koan博士:…念のために確認しますが、その力でこの場を壊す気はありませんね。

FCP-051-B:やだなぁ、私達はそんなに野蛮じゃないよ、職員さんっ。私達がここに入れられた理由は▅▅▅から聞いてるし、それについては私達も納得してるもんっ。それにここの職員さん達は優しいしねっ。番号で呼ばれんのも、もう慣れちゃったし。

Koan博士:その言葉が嘘にならないことを願っています。…次に、#▅▅▅#。

FCP-052-B:…私に聞くこと、残ってるの…?

Koan博士:えぇ。/▅▅▅/の腹部の痣について、貴方にもお伺いしたく。

FCP-052-B:…マナのことから…、答えた方がいい…?

Koan博士:そうですね、可能ならば。

FCP-052-B:…マナは…、▅▅▅に言われて、私達が作って…、子供達に渡した。…あの子は、マナを身に着けずに…、ずっと持っていたわ。…落とすのが、怖かったみたい…。…でも、ある時…モンスターに襲われた拍子に、飲み込んでしまった…。…マナはあの子の体内で溶けて…、あの子の体に、闇の魔力が溢れた。

Koan博士:その際に、あの痣が現れたと。

FCP-052-B:(首を振る)…あの痣は…、あの子の暴走を抑えた時に、作ったの。

Koan博士:暴走?

FCP-052-B:…マナは魔力の結晶…、それが体内で、一気に溶けたから…急激に魔力が上昇して、あの子は魔力過多になった…。…マナから出てきた魔力を操る力は、あの子はなくて…暴走状態になった…。…みんなであの子を抑えて、魔力を抜いたけど…▅▅▅の歌でも、全部は抜き切れなかった。…だから、痣として体表に魔力を移して…、それでなんとか収まった。

Koan博士:ですが、/▅▅▅/の声には依然として魔力が多量に含まれています。独唱では危険な暴発が起こります。

FCP-052-B:…独唱させなければ、いいのよ…。…=▅▅▅=達は光の力で余分な魔力を打ち消してくれるし…他の属性の子達も、上手く魔力を絡ませて…扱ってくれる。

Koan博士:貴方自身が歌う時はどうしているのですか、#▅▅▅#。

FCP-052-B:…私の闇の力で…、あの子の闇の力を、弱めてる…。…闇は、力を奪うから。

〈記録終了〉


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