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FCP-025 雪の上にいた者

Character Class Safe

​ FCP-025はエリアB-ルーム12に収容されます。ルーム内は人型FCP収容手引書に基づいてレイアウトされ、冷房器具により室温は18度以下に保たれます。食事の配給は一日に二度行われ、FCP-025から要望がない限り冷凍フルーツが配給されます。FCP-025から読書の要望があった場合、書物室の入室が許可されます。また、降雪日にはFCP-025を中庭に向かわせることが推奨されています。どちらの場合も、一名以上のエージェントとFCP治療員Bercyを付き添わせてください。


 FCP-025は橙色の瞳を持ち、水色の短髪の女性の姿をした半獣です。髪色と同色の鳥の翼を背に有し、その翼開長は約4.5mです。アフリカオオノガンに似た全長約1.1mの鳥の姿に変身することもでき、この姿でも人間の言葉を話すことができます。いずれの姿でも積雪上を沈むことなく歩くことができます。これは雪の状態には左右されず、また何かしら荷物を持っている状態でも同様です。裸足の場合や鳥の姿を取っている場合、雪上に足跡は残りません。
 FCP-025の体表からは常に冷気が放たれており、湿度が70%以上の環境下においては少量の雪がFCP-025の周囲に発生します。翼から強い冷気を放つことで瞬間的な吹雪を起こすこともでき、専らFCP-025自身が涼むために行われます。これらによって発生した雪は物体に触れるとその温度に関わらず昇華しますが、FCP-025はそれに含まれません。威嚇攻撃の際には吹雪ではなく氷柱の発射が行われますが、FCP-025が他人への接触を意図的に避けていることから、この行動は滅多に行われません。
 FCP-025は保護当時から急性ストレス障害の発症が確認されています。現在のFCP-025は比較的寛解状態にあるものの、症状の悪化を防ぐため、ヒアリングはFCP治療班に一任されています。FCP-025の急性ストレス障害の原因は20▅▅年▅▅月▅▅日の雪崩によるものと思われますが、詳細の聞き出しはFCP治療班の判断により見送られています。

FCP-025 雪の上にいた者: TeamMember

FCP-025ボイスログ

前書:このボイスログはFCP治療班より提出されました。
 
〈再生開始〉
FCP-025:………。
Bercy:今日もモンスター図鑑を見てるのね?FCP-025。
FCP-025:………。
Bercy:そっか。いつもの通り、私の事は気にしないでいいからね。
FCP-025:………。
〈約2分半、沈黙〉
FCP-025:………名前、なんていった?
Bercy:名前?
FCP-025:…あんたの。
Bercy:私はBercy。
FCP-025:Bercy。…Bercyはモンスターのことを知ってるのか。
Bercy:うーん…毒持ちのモンスターはそれなりに、それ以外は広く浅くね。きっと現場に向かうエージェント達の方が知ってるかも。……どうして?
FCP-025:……私は、何も知らなかった。知らなかったから…何もできなかった。
Bercy:…その言葉について、もう少し詳しく教えてくれる?言いたくないなら言いたくないでいいから。

〈20秒間、沈黙〉
FCP-025:…知っていれば、備えられた。知っていれば、事前に倒せた。
Bercy:……それは…雪崩のこと?倒せたっていうのは…?
FCP-025:……言いたくない。…でも、知っていれば…きっと、誰も死なずに済んだ。
〈再生終了〉

  

―FCP-025は雪崩ではなく何らかのモンスターによって急性ストレス障害が発症したと私は考えていますが、その真相はFCP-025自身が口にしない限りは不明です。私の推測に基づいた行動によってFCP-025を逆に追い詰めてしまう可能性もあるため、真相が明らかになるまではFCP-025に対する処置は現状維持で留めるようにしてください。―FCP治療班 Bercy

FCP-025 雪の上にいた者: サービス

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